WORK23 HIROEN HOUSE

【リノベーション施工事例】　subtitle：ペットと暮らす、住み継ぐ家

After

Before

REQUESTS

祖父母の家が空き家になっていてリノベーションできるなら工事して住み継ぎたい。

既存の良さは残しつつも水回り等も含めて住みやすく改修してほしい。

CONCEPT

昭和32年に建てられた建物でしたが、南北に風が抜け座っているととても気持ちのいい住まいでした。

ただ断熱等はほとんどなく、水廻りも台所以外は別棟になっているなど使いづらいうえ、1階の南北方向の壁がほとんど窓でその部分も気になりました。

予算の関係もあり広さがある建物なので基本的には1階のみの大規模改修で、雨漏りに関係する外装リフォーム、1階についてのみの断熱補強や構造補強、給水管のやり替えを行う改修としました。

6畳と8畳の和室だったお部屋については出来るだけ雰囲気を残し、床材等は明るいバーチの無垢フロアをセレクト、既存の欄間や襖、障子等は割れていたガラスの入れ直しや調整をして再利用しました。1階エリアに収納空間もたっぷりとって、水廻り含めて回遊できるプランとしました。

犬と猫の両方家族にいるため、ペットのトイレ空間やキャットウォーク、特に警戒心の強い猫の為には隠れ場所等も計画。

歴史を感じる建具や欄間をできるだけ残したことで、内外共に歴史を感じる佇まいながら、家族全員が暮らしやすい住まいへのリノベーション工事ができたかと思っています。